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こちらでは俳優・声優・・・そして映画監督としても活躍されている 「白鳥 哲」という人物を第三者的な視点から写真やイラストを交えながら追っていくコーナーです。 |
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[第2回] 2003年、年末も押し迫った12月29日。 東京国際展示場「ビッグサイト」に白鳥さんがやって来ました。 それと言うのも、2004年1月10日・11日・12日に行われるご自身で作られた映画の上映会の宣伝活動をする為です。 そしてその日ビッグサイトで何があったかというと・・・「コミックマーケット65」が開催されていました。 アニメやマンガの情報などに詳しい方なら周知の有名なイベントなのですが、 ご存じ無い方の為に簡単に説明しておきますと・・・、 TVアニメーションやマンガやゲーム、または実際の俳優さんが出演しているTVドラマや番組、他にもタレントやミュージシャンなど その作品の影響を受けてファンになった人達が その作品の「想い」や「情熱」と言ったものを自分なりにイラストやマンガなどで表現して発表する アマチュア制作の漫画誌の即売会なのです。 しかも、この「コミックマーケット」(通称「コミケ」)は夏と冬の年2回開催で、ここに来場する人は1日あたり10万人強。 1回の開催期間は3日間でこの期間の累計来場者数は40万人以上とも言われているとても大きなイベントなのです。 1月の上映会で多くの人を呼び込みたいと考えている白鳥さんとしては、このイベントで宣伝活動をする事はまたとない機会でした。 ですが、ファンによるファンの為の集いのようなこのイベントに、実際に作品制作に携わった側の人間が直接足を運ぶという事は 滅多にありません。特にアニメのキャラクターに声を吹き込む仕事をされている「声優」さんはファンにとっては憧れの対象ですから こういった場所にその本人が赴くというのは一種危険な行為かも知れません・・・。 事実、白鳥さんと交流の深い声優さんからも「危ないから行かないほうがいい」と忠告を受けた程だそうです。 ですがご自身の上映会、「(宣伝活動は)やらないよりはやっておきたい」「自分の出来る限りの事はしておきたい」と 常に前向きに考えていらっしゃる白鳥さんは周囲の忠告を受け止めつつもコミケに行く事を決意されました。 そこで及ばずながら私も含めた上映会関係者数人でその宣伝活動のお手伝いということで (白鳥さんの警護も含めて)コミケに同行する事になりました。 正直、自分達としても不安で一杯でした。会場で白鳥さんが衆目の的になり、騒ぎになる事は容易に想像出来ましたから。 そんな不安を抱えつつも白鳥さんと一緒に向かったのは、ご自身が出演されていたアニメーション作品 「無限のリヴァイアス」のジャンルで活動されている方達のブースでした。 ファンの方達が作られた本(同人誌)が並ぶ机の前でおもむろに今回の上映会のチラシを持って 売り子をされている女性の方に挨拶をする白鳥さん。 大事になるまいかとその一挙手一投足に細心の注意を払いながら自分達も行方を見守ります・・・。 「あの、無限のリヴァイアスで相葉昴治役をやりました白鳥哲という者ですが、 私、映画を撮っていまして・・・今度映画の上映会をやることになりましたので、よかったら見に来てください。」 女性の方はチラシを渡され一瞬何が何だかわからなくなり目が点になっています。 そしてその後・・・ 「・・・え!?白鳥さん??きゃー!」 予想通りの反応でした。仕方のないことです。 自分が大好きで作った作品の本の目の前に主人公役を演じた声優さん「本人」が居るのですから。 しかも向こうの方から挨拶に来ているのです。その女性の方にとっても信じられない体験だったことでしょう。 自分も白鳥さんと初めてお会いした時の心境を思い起こすと痛いほどその気持ちがよくわかります。 そんな事が頭を過ぎりつつも、騒ぎにならないように周囲に気を配りながら自分達もチラシを配りました。 チラシを受け取った方の何人かは白鳥さんにサインを頼みましたが、それも快く引き受けていました。 そしてファンの方と握手を交わして次々と廻ります。 ですが、何人もの方にチラシを配っているうちに段々人が集まってきました。 みなさん「本物」の白鳥さんを間近に見る事が出来て目を輝かせています。 その都度サインや握手を引き受ける白鳥さん。ご自身の上映会の告知というのも相まってか気合いが入っているように思えます。 こちらも騒ぎを聞きつけた即売会のスタッフがいつか注意しに来るのではないかと冷や冷やしながら様子を見ていました。 さすがにそこまで大事にはならなかったのが唯一の救いでしょうか・・・。冷や汗かきっぱなしでしたけど(苦笑)。 そして、白鳥さんが出演された「無限のリヴァイアス」「スクライド」「機動戦士ガンダムSEED」などのブースを一通り廻り チラシもかなりの数を配る事が出来たので会場を引き上げる事にしました。 その途中、国際展示場駅の近くの喫茶店で一息入れたのですけど、 コミケ初体験の白鳥さんは「とても疲れた・・・」とおっしゃっていました。 あまりの人の多さに「気を吸われる」というか、ある種「気迫めいた物」があの会場を支配しているように感じられたので ほんの数十分居ただけでも精神と体力の両面で疲弊してしまうようです。 ある意味では「やるべき事をやり終えた充実した疲れ方をした」とも言えるのかもしれませんね。 それは兎も角、宣伝活動は概ね成功しました。 あとはチラシを受け取った方がどれだけ来て下さるのか・・・。 少なくともチラシを渡した時の印象としてはかなり好感触だったと思います。 12月29日はあの場所にいたファンのみなさんだけでなく私達や白鳥さんにとっても忘れられない一日になりました。 ・・・そして肝心の上映会のレポートですが、それは次回以降にお伝えしたいと思います。 |
以前のバックナンバーはこちら [第1回] Produced and compiled under the supervision of TETSU SHIRATORI Photo by K.S text by Y.K |